矯正治療
歯並び矯正
歯並び矯正は「見た目を気にする人がするもの」と思われがちですが、当院では不正咬合を正す治療と考えております。
不正咬合とは、歯並びや咬み合わせが悪いことをいいます。
不正咬合があると、歯磨きが十分に出来ずに虫歯や歯周病を引き起こしやすくなります。
また、歯並びのせいで発音がうまく出来なかったり、食事がしっかり噛めず消化不良を起こしたり
片側で噛む癖があると、肩こりや頭痛、顎関節症などを引き起こす原因にもなります。
このように矯正治療は見た目だけでなく、歯の寿命を延ばし、また全身の不調改善にもつながるのです。
矯正の種類
矯正の方法は、症状に合わせて種類・用途が異なります。
子どもの矯正
大人の矯正
見えない矯正
子どもの矯正
ただ歯を動かすのではなく、成長発育を利用し骨格を正しい位置へと導きます。
大人になってからも矯正は可能ですが、子供の時期から矯正をすることで
歯と顎の大きさのバランスをある程度コントロールすることができ、理想的な治療を行うことができます。
小児期(5歳〜10歳ごろ)の矯正=不正咬合を防ぐための予防矯正
3歳ごろから使用できる、就寝時に使用する取り外し式のマウスピース矯正です。
舌・口腔周辺の筋肉へとアプローチし、歯・顎を正しい位置に誘導していきます。
<メリット>
①発音(特にサ行・タ行)が良くなる
②将来の審美性を上げる
③低価格
<デメリット>
①長時間の装着が必須
②反対咬合(受け口)にしか効果がない
③成長によって元に戻ってしまう可能性がある
お子さまの受け口が、舌の癖などによって生じている場合は、ムーシールドを使用し受け口を改善しても、治療完了後しばらくするとまた元に戻ってしまうことがあります。
そういったお子さまに対しては、歯並びなどに影響する口腔習慣を改善させるトレーニングを積極的に行っていくことが大切です!

<メリット>
①固定式のためお子さまが勝手に取り外してしまう心配がなく、計画的に治療が進めやすい
②歯より内側に取り付けるため、目立ちにくい
③上顎と同時に鼻腔を広げるため鼻呼吸をしやすい環境を作り出せる
④「急速」と名がつく通り、上顎が大きくなるのが早い
<デメリット>
①装着後の違和感。発音がしづらい、飲み込みにくいなど(1週間程度で慣れてきます)
②食べ物が装置に付きやすく歯磨きがしづらい
③ネジ回しが必要なため、ご家族の協力が必要不可欠

<メリット>
①取り外しができるので、虫歯や歯周病になりにくい
②歯の内側に取り付けるため、目立ちにくい
<デメリット>
①取り外している時間が長いと全く効果が出ない(1日20時間以上の装着が必要です)
②ネジ回しが必要なため、ご家族の協力が必要不可欠

大人の矯正
「矯正治療は子供の頃にやるもの」と思っていませんか?
成長期の子供に比べると、歯の動くスピードはやや遅い傾向にありますが
矯正治療は大人になってからでも可能です。
被せ物が入っていたり、歯を失っている部分がある大人こそ、噛み合わせを整えることが非常に重要です。
装置は、金属のものから透明な目立ちにくいものもありますので
お仕事柄見た目が気になる・・・といった不安をお持ちの方も一度ご相談頂ければと思います。
見えない矯正
マウスピース型矯正治療「インビザライン」を取り入れています。
インビザラインは取り外しが可能なため、治療中でも簡単に歯のお手入れができ口腔内を健康に保つことが出来ます。
特別な行事がある場合でも、その間は取り外し、終了後再び装着してください。
また目立ちにくいため、歯列矯正中であることを周囲に気づかれずに装着が可能です。
※症例によっては、インビザラインでは矯正できない場合があります
【治療の流れ】
①治療計画の作成
初診時には、治療計画を作成するために、レントゲンや写真などの詳細な検査を行います
②3D治療計画の作成
3D治療計画ソフトウェアを使用し、患者様の治療計画を作成します。
この3Dの治療計画では、歯の動きやおよその期間等を確認することができます。
③アライナーの製造・出荷
それぞれの患者さんに合わせたアライナーが製造され、当院に届きます。
④アライナーの装着
アライナーを患者様にお渡しします。患者様は、毎日アライナーを装着していただき、定期的に新しいアライナーに交換します。