歯周病

こんな症状がある方は
歯周病かも…

歯周病

  • 歯を磨くと血が出る
  • 最近歯医者に行っていない
  • 口臭がひどくなった
  • 歯がグラグラする
  • 朝起きた時、口の中がネバネバする
  • 歯茎の位置が下がった
  • 硬いものが噛めない

当院で行う歯周病治療の特徴

重度の歯周病にも対応

重度の歯周病にも対応当院は「歯周組織再生療法」という治療方法に対応しています。「歯周組織再生療法」とは、歯周病によって失われた歯の組織を回復させる治療法です。失われた組織を回復するために空間を作り、そこに組織誘導薬剤を注入することで、失われた骨や歯肉などを再生させます。

現在の歯周病の状態が分かる
位相差顕微鏡を導入

位相差顕微鏡(いそうさけんびきょう:ペリオスコープ)を使用して、口腔内の細菌の数を調べることができます。健康な人でも口内には500種類以上の細菌が棲んでいますが、ブラッシングなどが足りていないと、細菌が歯に悪影響を及ぼしてしまいます。
歯周病は自覚症状に乏しいまま症状が進行していくため、早期発見して重症化を防ぐ必要があります。そのため位相差顕微鏡検査は、定期的に受けられることをお勧めします。

そもそも歯周病とは

そもそも歯周病とは歯周病とは、口内で増殖した歯周病菌が出す毒素によって、歯茎が痩せたり顎の骨が溶けたりする疾患です。顎の骨が溶けるため、最悪の場合、歯が抜け落ちることもあります。
近年ではきちんと治療を受け続けることで、改善できるようになっています。歯周病になった方は諦めずにコツコツと、治療を継続していきましょう。

歯周病の進行別治療法

症状 主な治療内容
軽度歯周病軽度歯周病
  • 歯磨きした時の出血
  • 歯茎が赤く腫れる 歯石除去、クリーニング
  • ブラッシング指導
  • 定期メインテナンス
中程度歯周病中程度歯周病
  • 歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)が広がる
  • 顎の骨が吸収され、歯茎が下がる
  • 歯石除去、クリーニング
  • 歯科外科治療(フラップオペなど)
重度歯周病重度歯周病
  • 歯がぐらつく
  • 痛くてものが噛めない
  • 膿が出る
  • 歯科外科治療(フラップオペ)
  • 歯周組織再生療法(エムドゲイン・GTR法など)
  • 抜歯
  • 補綴治療(インプラントやブリッジなどで補う治療)

歯周病は全身疾患と
関連している?

歯周病は全身疾患と関連している?「歯周病=歯の病気」だと思う方は多いのではないでしょうか。実は歯周病は、あらゆる全身疾患の発症と関わっているのです。

心臓血管疾患

血液中に流れた歯周病菌が動脈壁に付着すると、動脈硬化を引き起こす物質が発生するため、血管内にプラークが生じます。このプラークが剥がれて血の塊が生じると、血管が詰まり、心筋梗塞などの心臓血管疾患を引き起こしてしまうのです。

糖尿病

血管へ流れた歯周病菌が全身へ広がると、歯周病菌によってTNFαが増え、インスリンの機能が低下してしまいます。インスリンは血糖値をコントロールするホルモンなので、機能が低下すると、血糖値のコントロールが難しくなります。
糖尿病の患者さんはそうでない方と比べて歯周病になりやすく、歯周病になると糖尿病の症状が悪化すると言われています。

早産・低体重児出産

エストロゲンは女性ホルモンの一つで、歯周病原細菌の増殖を促す作用を持っています。また、プロゲステロンというホルモンにも、炎症の元であるプロスタグランジンを刺激する作用があります。エストロゲンもプロゲステロンも、妊娠終期になると月経時の10~30倍まで分泌量が増加します。そのため妊娠中期~後期に入ると、妊娠性歯肉炎のリスクが上昇してしまうのです。
また、歯周病菌に感染すると、炎症性サイトカインが過剰に分泌されてしまいます。炎症性サイトカインは炎症を促す細胞間物質で、炎症したところから血管内に侵入します。
妊娠中に炎症サイトカインの血中濃度が高くなると、身体は出産していない状態でも、「出産が始まった!」と勘違いしやすくなります。そのため陣痛や子宮筋の収縮などが起こり、早産を引き起こすこともあるのです。

誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)とは、食べ物や胃液などが肺へ入ってしまう疾患です。
健康な人でしたら反射的に咳などをするため、異物が気道へ入ることはほとんど起こりません。しかし、加齢によって嚥下機能が低下すると、食べ物と一緒に口内の細菌も、肺へ入ってしまうことがあります。特に免疫力が落ちた高齢者がそうなると、細菌が駆除できず、そのまま感染して誤嚥性肺炎を発症することもあります。

歯周病治療の流れ

1検査・診断

検査・診断「歯周ポケットの深さ」をはじめ、「出血箇所」「プラークがどれくらい付いているか」「歯の揺れ具合」などを調べます。
「ポケットが深い箇所」や「検査時に出血した箇所」は特に、歯周病が強く疑われます。重症度から、どういった歯周病治療が必要なのかを判断します。

2カウンセリング

カウンセリング検査結果が分かりましたらカウンセリングを行います。カウンセリングでは、現在の口内の状態や検査結果についての解説と、必要だと判断した治療法の説明を丁寧に行います。
また、治療に関するご希望や、患者さんのライフスタイル、今まで受けた歯科治療で良かったこと・怖いと思ったことなどもヒアリングします。

3基本治療
(歯肉炎や軽度
・中度の歯周病の治療)

基本治療(歯肉炎や軽度・中度の歯周病の治療)器具を使って、歯茎の中に埋まっている歯石を除去する「スケーリング」を行います。
歯垢(プラーク)は普段の歯磨きで取れるのですが、歯石は歯垢が固まったものなので、歯科医院での施術でないと除去できません。
スケーリングが終わった後は、歯周病の状態が改善されているかどうかを調べます。

4歯周外科
(重度の歯周病の治療)

歯周外科(重度の歯周病の治療)スケーリングを行っても歯周ポケットが改善されない場合は、外科的手術を選択します。
また、歯周病が重症化して骨が溶けてしまった場合は、歯周組織再生治療を行い、失われた組織の回復を目指していきます。

5メインテナンス

メインテナンス「治療したら終わり」にするのではなく、定期的に通院して、ホームケアではお手入れが難しい歯周ポケットのクリーニングやブラッシング指導を受け続けましょう。

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